早いもので今年もあと半月となりました。社屋から見える山々は頂から白くなり、季語でいう「山眠る」頃になりました。里に出没している熊も冬眠のために穴に入る時期です。
熊の冬眠は比較的浅い眠りで、この間に子を産んで、春には一緒に穴から出てくると言われています。人間もこの時期は戸外での活動がめっきり減りますが、私達の業務はまだまだ現場作業が多くあり、寒さに向かって気合いを入れているところです。日めくりに背中を押されているような師走ですが、残された日々の中で時には心静めて、今年の自分を振り返ってみることも大事ではないかと思います。先日、写真にあるような池の鯉を見る機会がありました。寒い中元気よく泳ぐ鯉、陽だまりができるとそちらに寄り、水面に顔を出し、水を跳ねます。限られた池の中で何を思って泳いでいるのか、心を静める良い機会になりました。
また、日記を書いている方はそれを見て一年を振り返ることも心静かな機会を作ってくれるかもしれません。来年に向けて心燃やすものを考えるためにも心静かに一年をしめくくりたいと思います。

金子慶一