まだ女性が多くない自然環境調査で、
女性が活躍できるフィールドを広げていきたい。
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Question
入社の動機
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私は大学で、土壌や水質、植物や動物といった自然環境について学び、卒業研究ではモグラと放射性物質の関係性について取り組みました。野外で調査することの楽しさ、そして確実にデータを取り、考察を行うことの難しさを痛感しました。自然環境という分野で、調査しその結果から提案を行っていくという業務で、今までの経験を活かしたい・挑戦したいと思ったため、入社に至りました。
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現在の仕事内容
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自然環境の調査を行っています。現場で調査を行い、会社に戻って結果を整理し、最終的に報告書という形にまとめます。私が入社してから半年ほどの間に行った調査項目は昆虫類、魚類、鳥類、哺乳類、植物などです。例えば鳥類では、猛禽類(ワシタカ類)の繁殖の有無や成否を調査するために双眼鏡、単眼鏡、単眼鏡とビデオカメラを連結させたものを用いてワシタカ類の動きを観察します。基本的に遠くを飛翔しているものを観察するため、種の同定が難しく私はまだまだ一人前とは言えません。勉強や、現場での経験を積んで早く一人前に調査できるよう頑張っています。
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成功談・失敗談
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まだ入社して半年ほどの為、失敗ばかりでこれといった成功はありませんが、数限りない失敗の内容はとても基本的なことばかりです。上司にするべき報告を怠って業務に支障を出したこと、現場に出る際に忘れ物をして一旦会社に戻り無駄な時間を使ったことなどがあります。しかし新入社員という立場だからこそ許される失敗も多いので、何事にも前向きに取り組み、失敗を次に生かし自らの成長につなげたいです。また、成功談というほどの話ではありませんが、新入社員らしく明るく元気に真剣に取り組んでいると、一緒に仕事をしている相手に快く教えていただけることが多いと感じるため、その様に心がけています。
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今後の抱負
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自分の得意分野を作り、深く学び、業務に生かしたいです。先ほど挙げたように、業務では様々な生物項目の調査を行う為、幅広い知識が必要です。そのためには、得意分野を一つずつ作り、それを増やしていくしかありません。上司の業務補助という立場の中で、様々な現場に行って特に興味のある分野を見つけて、力を入れて取り組みたいです。また、自然環境調査で活躍している女性はまだ多くないというのが現状です。男性と同じ働き方は難しいと思います。しかし、取り組み方を工夫すれば女性も活躍でき、男女両者が活躍しているからこそ出せる成果があると考えています。まだ目の前のことで精一杯ですが、将来的にその様な仕事のやり方を見つけていきたいです。
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学生へのメッセージ
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学生はお金がないが時間はある、社会人になるとお金はあるが時間がない、とはよく耳にすると思います。まだお金がある訳ではありませんが、自由に使える時間が減ったのは痛感しています。今しか出来ないことが必ずあるはずです。そしてそれが何であっても、研究でも趣味でも、今後の自分を構成する大切な要素になると思います。その様に興味をもって取り組んだことに少しでも関連のある仕事を見つけられたら、興味をもって仕事に取組み、深められるのではないかと思っています。
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勝山 千枝
富山県出身。