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第3回ICDC(コンクリートの耐久性に関する国際会議)にて、論文発表を行いました。

2017.12.04 お知らせ

第3回ICDC(コンクリートの耐久性に関する国際会議)にて、論文発表を行いました。

1022日から25日まで、オーストラリアのアデレードで、第3ICDC(コンクリートの耐久性に関する国際会議)にて、弊社の浦修造が論文発表を行いました。

3ICDCは、ノルウェーコンクリート協会とオーストラリアのコンクリート研究所によって共同開催され、第28concrete2017として開催されました。

ICDCは現在の研究成果を交換し、持続可能な開発のための耐久性のある建造物や構造物が、いかにしてかつ、具体的にどのように、ローカルとグローバルでの活用を示すためのフォーラムです。

◆論文タイトル

分級装置の使用による高品質フライアッシュの生産とPCPCaコンクリート製品への適用

◆論文概要

北陸地方では、多くのコンクリート構造物で反応性骨材に起因したASR劣化が生じている。それら構造物では、地域の実情に合った維持管理技術やASRを発生させない予防保全的な技術が求められている。既報では、フライアッシュを混和材として使用したコンクリートはASR劣化を抑制するとの報告があるが、我が国のフライアッシュセメントにおいて、コンクリート用混和材としてのフライアッシュの利用量は発生量の2%と少ない。フライアッシュの有効利用の観点から考えれば、北陸地方において標準的にコンクリート用混和材としてフライアッシュを使用するためには、品質保証された高品質フライアッシュの生産と供給が必要不可欠と考えられる。そのような中で、北陸電力の石炭火力発電所が分級装置を用いた平均径8μm、最大径20μm以下の微粒子を製造する技術を確立した結果、フライアッシュの有効利用の可能性が大きくなった。本論文は、高品質フライアッシュの材料特性、ASR抑制効果、PC構造物への適用事例とPC床版の構造特性を紹介するものである。

 

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