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日々のこと 2017.10.31

ドキュメント・ザ・男性育休(+イベント告知)

ドキュメント・ザ・男性育休(+イベント告知)

皆さんこんにちは!

先日の金沢マラソン、富山マラソンはご覧になりましたか?当社からは両マラソンに合わせて13名が出走し、全員が完走(!)。また、金沢マラソンでは大会運営のボランティアに6名が参加しました。私はこちらのボランティアに参加しましたが、雨の降る中約4時間立ちっぱなしは堪えました・・来年は晴れてくれ!

 

さて話は変わりますが、実は私、10月前半の2週間の間、育児休業を取得していました。

出産後の母親が取るイメージが強い育休、実は性別に関係なく利用できる制度です。しかし男性の育休取得率は、じりじり増えているとはいえ2016年度で3.16%(日経新聞電子版)。女性の取得率が81.8%である事と比べると、男性の育休取得が一般的とは言えません。

(当社でも女性の育休取得は普通ですが、男性では過去1例があるのみでした。)

第2子がお里から帰ってくるタイミングに合わせて、育休を取るという事はどういう事なのか、確かめてみました。涙なしには読めない(読めます)、ドキュメント・ザ・男性育休!

 

わかったこと1:慣れない事をやると疲れる

まだ産後のダメージが残っている妻に、実家で母親から受けていたのと同レベルのサポートをしよう!と意気込んでいたのですが、掃除洗濯は普段からしている一方、食事の準備はほぼ妻まかせだった為、手探りではじめる事に。独身時代のメニューを2歳児に出すわけにもいかず、完全に困りました。

結果的には、前半はメニュー考案を妻に頼り、後半はだんだん慣れて何とかなったのですが、試行錯誤して作ったおかずに全く箸(正確にはスプーンですが)を付けてもらえないのは悲しいものでした・・

(「にんじん好き?」「きらい!」「嫌いなんだー。」「すき!」どっちだ・・)

 

わかったこと2:社会から隔離された孤独感がすごい

子供が保育園に入るまで1年ほど取得する事が多い女性の育休と比べて、今回の2週間という期間は非常に短いです。とはいえ、会社に入ってからこれだけの期間仕事から離れた事はなく、不安はありました。

事前に打合せしてあった甲斐もあり、業務への支障は最小限に抑えられたのですが、想定外だったのは漠然とした不安感でした。自分が育児をしている間にも世の中は動いている(←そうだけど、そんなに激変はしていない)、このままでは取り残されてしまうのではないか(←何から?)。

思えば、第1子が産まれてから飲み会などへのコミットが減った時も、同様の不安感に襲われたのでした。ライフステージが変わるタイミングではどうしてもこういう気持ちになるんだと思います。これは「イクボス、イクメンになるに当たってはOSの書き換えが必要」という言い方でよく言及される事ではあるのですが、いざ我が事となると、なかなかの負荷でした。女性はもっと大変なんですよね・・

(助産師の新生児訪問。外部との交流がものすごく貴重でありがたい・・)

 

わかったこと3:育休を取って専念すれば育児は全然余裕、ではない!

育休取ってる人や専業主婦って、自分が仕事してる時間を子育てにあてられるんだし、ワンオペ育児って言ってもそんな大変じゃないでしょ?・・って思ってませんか?

白状しますが私はちょっと思ってました。何なら育児しながら合間の時間で仕事とか勉強もできるかなーとか思ってました。

現実には、3食の準備と買い物、洗濯掃除、赤ちゃんのご機嫌取りと保育園の送り迎え等をしていると、気がつくと夜になってる毎日でした。そして子供とお風呂に入り、寝かしつけようとしてあえなく自分も寝落ち・・

これでも、全部している「つもり」の私の影で妻がいろいろ気がつかないところをしてくれていたわけで、本当に1人で全部やってるお母さん、すごすぎます。

世の父親の皆さんも、育休とは言わずとも、休みの日に家事育児を全部やる(そして母親にはリフレッシュに出かけてもらう)といった事はぜひしてみるべきだと思いました。

(前半の調理風景。表情に余裕が全くありませんな)

 

わかったこと4:子供とは仲良くなれる

・・これは実は自分では気がつかなかったのですが(以前も仲良かったと思ってたという意味で)、妻が気づいた事をコメントとして寄せてくれたので、下記に掲載します。

(自分では恥ずかしくてここまでは書けないし!)

今回、夫が育休を取ってくれてとても助かりました。特に一日のうち一番バタバタする夜ご飯→子供2人のお風呂→寝かしつけに協力できる相手がいるというのは非常に心強かったです。

ちなみに夫は掃除洗濯がとても上手なので、私がメインで家事をやっていた時よりも家の中がピカピカでした(笑)

今回は家事メインの育休でしたが、もしもう一人子供が産まれて夫の育休の機会があれば、次はぜひ職場復帰時のサポート(家事育児全部!)をお願いしたいです。

そしてなにより今回一番の収穫は、上の娘と夫が仲良しになったことです。夫の育休前はお母さんお母さんと私にべったりでしたが、保育園の帰り道に「今日お父さんおうちいる?」と気にするようになりました。育休中に二人が一緒にお鍋を作っているシーンが夫の育休中で一番思い出に残っています。

(コメントで触れられていた後半の調理風景。余裕感がある!)

 

まとめ(と、イベント告知)

働き方改革という言葉がずいぶん広まりました。総論として反対する人はいないと思います。

でも、部下の男性社員が育休を取りたいと言ってきたら自分はどうするのか、ベテラン社員が親の介護で今後残業は出来ない事になったら自分はどうするのか。個別の事を考えると、大変で面倒で、あまり積極的に考えたくないのが現実ではないでしょうか。

しかし、一歩踏み出す事で、見えてくるものもあると思います、僭越ですが、私は今回の育休で多くのことに気がつくことができました。

 

・・その一歩のきっかけに、ぜひ下記のフォーラムに参加しませんか?

当社も発起人企業として加わっている金沢イクボス企業同盟と金沢市の共催で、多様な働き方を実現している事で有名なサイボウズの社長室フェロー野水克也氏を招いて講演を行います。

テーマはずばり、「働き方改革、楽しいですか?」

グサッと来た方は、ぜひお申込みをお待ちしております!

チラシのPDFはこちら

お申込みはこちら

 

・・盛りだくさんでお送りしました。採用には直接関係のないテーマではありましたが、男性の育休取得といった取組みにも前向きな会社であると好意的に受けとっていただければ大変幸いです。

それでは皆さん、ごきげんよう。

(書いた人:新家哲平)

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