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河川、砂防及び海岸
白山国立公園の生態系保全に配慮した山腹工の適用性について

白山国立公園の生態系保全に配慮した山腹工の適用性について

研究活動の概要

  1. 研究者名
    小寺 敏*1、西川 幸成*1、田中 賢治*2、井野 友彰*2
    *1株式会社 国土開発センター
    *2タフグリーン工法研究会
  2. 研究期間
    2010年~2012年
  3. 協力研究機関
    特になし
  4. 研究内容
    白山国立公園特別保護地区内の崩壊斜面について、生態系保全に配慮した山腹工計画を実施するとともに、施工後の経過観察を行い工法の適用性を検証したものである。対象斜面表層は不安定化しており、施工時の安全対策としてミネラル系固化材吹付工を施し、高強度ネット張工により斜面抑止を行なった。植生工は自然侵入促進が期待できる土壌侵食防止マット併用植生基盤吹付工を行なった。施工後3年が経過したが、いずれの工法も適用性や耐久性に問題は生じておらず、植生基盤の流出も抑制されており、郷土植物種の侵入が確認できた。このことから本手法は厳しい気象環境でかつ緑化手法に制限がある斜面に対して適用性・耐久性が高いことを検証できた。
  5. 発表事例(本論文の参考文献)
    平成25年第48回地盤工学研究発表会

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