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上水道及び工業用水道
地中構造物の耐震補強(改築)

地中構造物の耐震補強(改築)

業務概要

担当部署:設計3部

水資源機構が管理する水道用暗渠構造物の大規模地震対策として、既設水路(ボックスカルバート幅3.3m×高H5.0m×2連 延長約1.0km)の耐震対策実施設計をおこないました。
耐震対策工法は、比較検討のうえ鋼管によるPIP(パイプインパイプ)工法を採用し、カルバートと鋼管の空隙には強度が低い流動化処理土を充填しました。使用する鋼管径はφ3000mmと全国的にも事例の少ない大口径であるため、施工計画(搬入ルート、施工ヤード)や割付計画にあたり施工性とコスト縮減の工夫が必要になりました。
対象構造物は道路の下に埋設されており、上下流の各立坑付近では道路の仮回しを設置しています。周辺民家への防音対策として立坑の周囲に防音壁(高さ約8.0m)を設置するため、3Dを活用して景観や仮回し道路の視覚的な安全性など周辺環境に与える影響を確認しました。

起点部
断面図

アピールポイント

住宅地内における大口径の鋼管布設にあたって、3Dを活用し、景観や仮回し道路の視覚的な安全性など周辺環境に与える影響を確認したこと。

今後の目標

CIMを有効性、利便性を活用した成果作成を行う

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