技術情報Technical Information
交通規制が不要なトンネル点検
業務の概要
担当部署:設計4部
- 業務名
平成25年度 播但連絡道路 道路維持修繕(トンネル点検業務委託) - 業務箇所
兵庫県朝来市生野町口銀谷~朝来市和田山町安井 地内 - 工期
平成25年10月11日~平成26年 3月25日 - 発注者
兵庫県道路公社 播但連絡道路管理事務所 - 業務概要
播但連絡道路(自動車専用道路)の11箇所のトンネル(総延長5,743m)において、覆工を対象に走行車両(MIMM※)による変状調査を実施し、交通規制することなく、後に控える近接目視点検範囲の絞込みを行うことが出来た。
※MIS (走行しながら覆工表面を撮影するシステム)、MMS(走行しながら覆工形状を計測するシステム)を兼ね備えたもの
研究成果またはアピールポイント
トンネル点検は、道路法施行規則の一部改正により、近接目視による5 年に1回の頻度での点検が基本となったが、近接目視調査のみでは把握しがたい、ひび割れ規模(位置、長さ、幅)と、トンネル覆工面の凹凸変位量との相関性が本調査方法では把握できるため、特に外力による変状を確認することができること。
今後の目標
外力による変状の疑いがあるトンネルについて継続的に調査する提案を行う。調査結果を重ね合わせることにより、変状の進展を正確に確認することが出来る。